もくじ
季節のことば1月
元旦に関わる
初茜(はつあかね)
元旦の朝に太陽がのぼり、東の空をそめていく様子をさす。初日(はつひ)とも。
若水(わかみず)
元旦の朝にくむ水のこと。その水で福茶をふるまった。
福茶(ふくちゃ)
若水で煎茶を入れて、山椒や昆布、梅干しなどを入れて飲む。特に元旦に飲むお茶は大福茶(大福茶・皇服茶・王服茶)と言われる。
新年を表す
新玉(あらたま)
枕詞でうしろに年・春・月が続くことから、新玉の単体で正月の意味をさす。
初春(はつはる) | 迎春(げいしゅん) |
明けの春(あけのはる) | 四方の春(よものはる) |
花の春(はなのはる) | 松の内(まつのうち) |
早春(そうしゅん) | 御代の春(みよのはる) |
開春(かいしゅん) | 庵の春(いおのはる) |
ほかにもあるこんな言葉
初昔(はつむかし)
年を越してから、前年を振りかえる意味で、新春に用いる。
季節のことば1月一覧
おめでたさを表す
松樹千年翠(しょうじゅせんねんのみどり)
どの季節でも色が変わらない常緑樹の松は、神のよりしろになったり、長寿の象徴とされる。
末広(すえひろ) | 住吉(すみよし) |
長久(ちょうきゅう) | 瑞兆(ずいちょう) |
千代の栄(ちよのさかえ) | 千代の松(ちよのまつ) |
千代の春(ちよのはる) | 千代の始(ちよのはじめ) |
佳気(かき) | 淑気(しゅくき) |
鶴寿(かくじゅ) | 松寿(しょうじゅ) |
植物
元日草(がんじつそう)
福寿草の異名で、新春を祝う黄色い花。育ちかたに特徴があり、春に咲き、夏までには枯れて地下にもぐって育つ(スプリング・エフェメラルという)1月1日の誕生花で花言葉は祝福・永久の幸福
老松(おいまつ) | 早梅(そうばい) |
寒牡丹(かんぼたん) | 常磐木(ときわぎ) |
玉串(たまぐし) | 裏白(うらじろ) |
千歳松(ちとせまつ) | 楪(ゆずりは) |
丹頂(たんちょう) | 立鶴(たちづる) |
嫁が君(よめがきみ) | 龍吟(りゅうぎん) |
時候
新年を表す | |
新春(しんしゅん) | 御代の春(みよのはる) |
明の春(あけのはる) | 今朝の春(けさのはる) |
1月を表す | |
歳首(さいしゅ) | 嘉月(かげつ) |
開春(かいしゅん) | |
晩冬を表す | |
寒の内(かんのうち) | 寒四郎(かんしろう) |
寒九(かんく) | 寒中(かんちゅう) |
冬さぶ(ふゆさぶ) | 日脚伸ぶ(ひあしのぶ) |
春近し(はちかし) | 春隣(はるどなり) |
春信(しゅんしん) | 明日の春(あすのはる) |
情景
瑞雲(ずいうん)
めでたいことが起きる前に見える五彩を放つ雲のこと(類語:祥雲・彩雲・慶雲)
初日(はつひ) | 初茜(はつあかね) |
初旭(はつあさひ) | 松の翠(まつのみどり) |
笑白(えみしらむ) | 初富士(はつふじ) |
若みどり(わかみどり) | 枯野(かれの) |
曙(あけぼの) | 東雲(しののめ) |
霧氷(むひょう) | 銀嶺(ぎんれい) |
寒九の水(かんくのみず) | 寒九の雨(かんくのあめ) |
探梅(たんばい) | 初音(はつね) |
松の雪(まつのゆき) | 末の冬(すえのふゆ) |
風物詩
七草粥(ななくさがゆ)
七草を入れた粥を食べる風習。七草を摘む「若菜摘/わかなつみ」とその草を刻むこと「薺打つ/なずなうつ」という季語もある
七福神(しちふくじん) | 初笑(はつわらい) |
初夢(はつゆめ) | 夢祝(ゆめいわい) |
井華水(せいかすい) | 初手水(はつちょうず) |
春着(はるぎ) | 春小袖(はるこそで) |
宝袋(たからぶくろ) | 福の神(ふくのかみ) |
宝恵籠(ほえかご) | 戎籠(えびすかご) |
初暦(はつごよみ) | 暦開(こよみびらき) |
破魔弓(はまゆみ) | 恵比寿(えびす) |
万歳(まんざい) | 万歳楽(まんざいらく) |
三番叟(さんばんそう) | 長生殿(ちょうせいでん) |
笑栄(えみさかゆ) | 一笑(いっしょう) |
喜色(きしょく) | 吉方(きっぽう) |
若菜摘(わかなつみ) | 小松引(こまつひき) |
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