茶室のつくり、床の間や釜の配置は?畳の基礎知識あれこれ #2

茶室のつくりと種類について

畳のことがなんとなくわかってきたら、茶室の床の間や釜などの配置もみてみましょう。

上座床と下座床

まず、亭主からみて、上か下かのどちらに床の間があるかで見る方法です。

上座床は亭主から見て、上に床の間がある
下座床は亭主から見て、下に床の間がある
という状態を指します。

本勝手と逆勝手

まず、亭主からみて、右か左どちらにお客が座っているかで見る方法です。

本勝手は
亭主から見て、右にお客が座っている
逆勝手は
亭主から見て、左にお客が座っている

ことを指します

この「勝手」とはキッチンのことで、茶道では道具を準備する水屋のことです

右の図の4畳半切本勝手は、亭主の右にお客が座り、そして茶室の外、右側には通ってきた露地や庭があり、
茶室の外の左側には水屋(勝手)があると想定されているんですね。

八炉(炉の切り方)

茶室にはあって茶の間にはないものってなんでしょうか?

そう、「お釜」です。

釜を切る位置は重要で、茶室をはじめて作る人は、釜と床の間とお客の位置のかねあいに悩んでまうことも

先人たちも頭を悩ませたようで、八炉というお釜の切り方見本を作っています

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