茶道の抹茶の飲み方にはお薄茶とお濃茶の2種類があります。
今回はお濃茶の客ぶりをメモしておこうと思います。
大まかな各服点の流れは下記のようになります。
※裏千家茶道も流派や先生によって違いがあります。個人的備忘録です参考までにどうぞ(^_^
- ①主客総礼:亭主が蓋置に柄杓を引いたら
- ②正客がお抹茶を飲む
- ③問答1:お茶とお菓子について
- ④お茶碗を拝見する
- ⑤主客総礼:お茶碗が亭主に戻ったら
- ⑥問答2:茶碗について
- ⑦拝見を願い出る
- ⑧道具を取り込み、拝見をして、返す
- ⑨問答3:お仕覆・お茶入・お茶杓について
- ⑩主客総礼:亭主が茶道口にさがったら
①主客総礼:亭主が蓋置に柄杓を引いたら
お客が席入りすると、亭主がお茶を点てるのに必要な道具を運んでいきます。
▼ ここがタイミング! ▼
亭主が点前座に座り、蓋置に柄杓をひくと
主客総礼します。
亭主はお点前を続けます。
②正客がお抹茶を飲む
亭主が濃茶を出したら、正客は取りに出ます。
正客は自席へ戻り、次客との間に茶碗を置いたら
お客は全員一礼します。
正客だけがお茶をいただきます。
▼ ここがタイミング! ▼
正客がひと口飲むと
正客「大変けっこうでございます」
飲み終えたら、紙古茶巾で拭きます
清めた茶碗は右膝の右側に置いておきます
③問答1:お茶とお菓子について
亭主は連客のお茶を点てはじめます。
亭主が茶碗の乗ったお盆を出し、次客が取りに行きます。
▼ ここがタイミング! ▼
次客が一口飲んだら問答をします。
亭主「大宗匠お好みの慶知の昔でございます」
正客「お詰めは?」
亭主「丸久小山園でございます」
正客「前席のお菓子は?」
亭主「白玉椿でございます」
正客「御製は?」
亭主「とらやでございます」
正客「ありがとうございます」
④お茶碗を拝見する
▼ ここがタイミング! ▼
お詰めが茶碗がのった盆を返し、席に戻ったころを見計らって
と一礼して茶碗の拝見をします。
詰めまで茶碗を拝見し終えたら、正客と次客は出会いで茶碗を亭主に返します。
⑤主客総礼:お茶碗が亭主に戻ったら
▼ ここがタイミング! ▼
亭主がお茶碗を持ち、点前座に置いたら
主客総礼します。
⑥問答2:茶碗について
そのまま問答をします。(亭主は動作をしたまま受け答えします。)
亭主「長次郎写の大黒でございます」
正客「どうもありがとうございました」
亭主が茶碗に湯を入れてお湯を捨て茶碗を置いたら
と声がかかるので、
正客は受けて一礼します。
亭主はお点前を続けます。
⑦拝見を願い出る
▼ ここがタイミング! ▼
亭主が水差しの蓋を閉めたら
と願いでます。
⑧道具を取り込み、拝見をして、返す
亭主が道具をすべて片付けふすまを閉めた頃に
正客は道具を取り込みます。
道具は右側、畳の縁内に置きます、
自分に近い方から、茶入・茶杓・仕覆になります。
と一礼を拝見をします。
拝見をした道具は次客へ渡します(畳の縁内)
拝見が終わったら、お詰めと正客で出会いでお道具を返します。
⑨問答3:お仕覆・お茶入・お茶杓について
亭主が茶道口から出て、お道具の前に座り、
▼ ここがタイミング! ▼
互いに一礼して問答を始めます。
お茶入の窯元(製作場所)
お茶杓のお作(製作者)
お茶杓のご銘(茶杓の名前)
お仕覆のご銘(裂地の名前)
お仕覆のお作(製作者)
の順に聞きます。
※出てくる名称はすべて仮想です
正客亭主
「ありがとうございました」(真の礼)
正客「お茶入は?」
亭主「肩衝でございます」
正客「お釜元は?」
亭主「瀬戸でございます」
正客「お茶杓は?」
亭主「11代 玄々斎でございます」
正客「御名は?」
亭主「洗心でございます」
正客「お裂地は?」
亭主「珠光緞子ございます」
正客「お仕立ては?」
亭主「友湖でございます」
正客亭主
「ありがとうございました」(真の礼)
⑩主客総礼:亭主が茶道口にさがったら
亭主が茶杓と茶碗を持ちかえり、茶道口で
主客総礼して終わります。
みんなで腕だめし!
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