見学前に知っておくと、より深く茶道のことがわかるようになりますよ。茶事を行う時の人と役割をまとめてみました。
まずはホストとゲストに分けて役割表を作ってみました。ゲストのお客さんが5人で、ホストは亭主と半東が2人です。
茶事をうまく運ぶにはお互いの協力が必要ですから、ゲストとホスト側から一人ずつ、進行役とサポート役が出ます。
役割 | ホスト | ゲスト | 追記 |
進行 | 亭主 | 正客 | |
次客 | |||
三客 | |||
四客 | |||
サポート | 半東 | お詰(五客) |
亭主ていしゅ
亭主はお茶会の主催者で、準備から、当日のお点前、道具の説明などを全てを取り仕切ります。
- 茶会のテーマにそって道具や点前を決める
- 客へのもてなし、お点前をする
- 正客と問答しながら茶会を進める
茶道では亭主ができるように、花や掛け軸、焼き物など幅広い知識を身につけ、お点前の稽古していきます。
半東はんとう
亭主のサポートをする補助人で、お客の人数によって増減します。
- 普段は亭主の斜め後ろで控えるか水屋で待機
- 抹茶碗など道具の持ち運び
- 水屋で抹茶を点てることもあり
亭主が点てたお茶を運んだりと、立ち座りの動作が多いので、着物をできれいに動く良い訓練になります。
正客しょうきゃく
お客の代表として亭主と問答する(会話する)重要な役どころです。
- 亭主とならぶ茶会の進行役
- 茶会中に会話をするのは亭主と正客だけ
- 道具や花の幅広い知識が必要
経験豊富なお正客さんの言葉選びや振る舞いはとても勉強になりますよ!
お詰おつめ
一番後ろのお客は茶会のサポート役として役割があります。お客なのでもちろんお茶もいただきます。
- タイミングよく道具をさげておく
- 道具が菓子器を亭主や正客に戻す
周りを見ながら臨機応変に動くので、さりげない気づかいや、静かな振舞いなどを身につけることができますよ。
連客れんきゃく
正客より以下は、まとめて連客と呼ばれます。
- 連客には亭主との問答がない
- 2番目は次客、3番目から三客、四客、五客と続く
- 右にならえの所作が多い
正客とお詰めに挟まれた位置は、左右をみながら所作の確認でき、茶会がはじめてでも安心して参加できます。
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